Nicchiaとは

イタリア語に「Nicchia」という言葉があります。 ニッキアと発音する言葉で、もともとの意味は左の画像のように「マリア像、守護聖人などを置く壁の凹み」のことです。そこから転じて「大切なもの」という使われ方をしています。

英語ではNicchi(ニッチ)と呼ばれています。

隙間産業のことを「ニッチ産業」と言いますが、まさにそのニッチです。今日、イタリアを初めとした全世界において、「ニッキア(ニッチ)」という言葉を用いたフレグランスの考え方(カテゴライズ)が一般的となりつつあります。アメリカのコスメニュースをはじめ、各誌面がこぞって「Niche Perfumery」を取り上げ始めたからです。ニッキアフレグランスにカテゴライズされるものは、必ずしも「Perfumery(フレグランスのメゾン)」ではありません。ホテルが作り出したものもあれば、アパレルが作り出したものもありますし、化粧品メーカーが本物志向の品として発売しているものもあります。質、香り、流通全てにおいて顧客を満足させるだけのクオリティほ保持すること、それがニッキアフレグランスに課せられた使命です。

「ニッキア(ニッチ)フレグランス」という考え方


■ニッキアである条件
1、天然香料を使用した「本物志向」のブランドであること。
2、製造元が販路をむやみに拡大せず、ブランド価値を大切に守っているブランドであること。
3、販売元が製造元の意志に沿い、大切に守るべきブランドだと認識していること。
4、大量生産、大量販売を行わず、品質管理を徹底しているブランドであること。

このニッキアフレグランスとして認識されているのは、ペンハリガン、クリード、アニックグタール、ラルチザンパフューム、サンタマリアノヴェッラ、カルトゥージア、フローリス、クレイブ・クリスティアン、ロレンツォ・ヴィロレッシ、ミラーハリス、ザ・ディファレントカンパニー等です。

この他にも小さな小さなパフューマリー、復活を遂げた中世のブランド等世界には沢山のブランドがひしめき合っています。

10年前と比較して、新作がどれだけ増えてきたのか、データを下に検証しますと、世界的にブームになっているのか良くわかります。新しく発売されたフレグランスの数を2006年←2005年←1996年と比較しています。



新しい香り / 693←545←205
レディース / 451←338←113
メンズ   / 190←167←58
ユニセックス/ 52 ←40 ←34

この新作の中にはもちろんニッキアフレグランスも含まれていますが、ブランド自体が増加しているという実態もあります。



ニッキア  / 121←87 ←36
セレブ系  / 37 ←26 ←15
限定の香り / 149←109←2
姉妹品 / 110←99←39

世界的にニッキア(ニッチ)フレグランスが2005年から2006年にかけて膨大に増加しているのがわかります。2006年は市場がこの「ニッキア(ニッチ)」という言葉に注目したことを示す、資料でもあるのです。